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純マグネシウム粉末の酸化皮膜を介したSPS実験

2025.9.1

純マグネシウム粉末は、製造や保管を経て、その表面には厚さ150 nm程度の酸化皮膜が自然に形成される。その皮膜はMgOで非常に安定な上に、ポーラス体であるから水分なども吸着する。したがって、それらが原因で常圧焼結法は適用しにくい。しかし、SPS法を用いて、昇温過程でわざと圧粉荷重を低くし、脱ガスを促進させることで、酸化皮膜を介してでも焼結が進み、一定の静的強度が得られた。